【コラム】サーバントリーダーシップについて

謹んで新年のお喜びを申し上げます。
皆様方にとって、2018年が素晴らしい年となりますこと、
心よりお祈り申し上げます。

私の方は、引き続きリーダーシップを中心に、企業、大学向けの教育と研究を行ってまいります。
その中で、今回、サーバントリーダーシップについてご紹介させていただきます。
このサーバントリーダーという考え方は、ロバート・K・グリーンリーフ氏が提唱したもので、
ヘルマンヘッセの「東方巡礼」からきています。
ある旅集団に同行していたレーオというサーバント(召使い・奉仕者)が、実はサーバントではなく、
サーバントリーダーであったというストーリーです。

サーバントリーダーシップとは、通常のピラミッド型組織とは違い、
リーダーが下でメンバーが上となる逆ピラミッド型の組織のリーダーシップである。
リーダーがメンバーに奉仕し、メンバーが顧客に奉仕することによって、組織のミッションや
ビジョンを実現していくものです。

なぜ今、サーバントリーダーシップが求められるかというと、下記のような点が挙げられます。
・最近の顧客・市場の環境変化が大きく、本質的な顧客価値を創造するためには、
 メンバーが上司(リーダー)ばかりを意識して、仕事をするのではなく、常に顧客、
市場を意識して仕事をする方が効果的である。
・組織内でイノベーションを起こすには、トップダウンに頼るのではなく、
メンバーに自由な雰囲気、 発想で行わせた方が良いこと。
・組織のグローバル化や多様化が進む中、支配型リーダーシップでは、その強み、特徴が活かせないこと など。

サーバントリーダーシップの10の特性としては、下記が挙げられています。
1)      傾聴 2)共感 3)癒し 4)気づき 5)説得
6)概念化 7)先見力、予見力 8)執事役 9)人々の成長に関わる 10)コミュニティづくり

また、サーバント”リーダー”であり、”サーバントではない”ので、
メンバーをサーブしつつ、組織や社会のミッションやビジョンを目指し実現することも、
車の両輪のように必要です。
ミッションやビジョンの構築や共有に関しては、リーダーが中心となりメンバーをリードし、
現場での実務段階においては、メンバーが中心でリーダーが支える形とすることが重要です。

元資生堂社長 池田守男氏や元スターバックスコーヒージャパン CEOの岩田松雄氏などは、
サーバントリーダーシップの実践者です。
もしご参考となれば幸いです。

 参考: 「サーバントリーダーシップ」(ロバート・K・グリーンリーフ著)
     「サーバントリーダーシップ入門」(池田守男著・金井壽宏著)

 (EQパートナーズ株式会社 代表・立教大学大学院教授 安部哲也)

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