【コラム】積極的フォロワーシップについて

 リーダーシップ研修などを行う中で、上司に対するフォロワーシップに関してご質問を受けることがよくあります。
その内容は、「上司との関係性で悩んでいる」、「上司との距離感が難しい」などです。
当然ながら、上司との関係がうまくいっていないと、自分自身、そして自分のチームの仕事のパフォーマンスも下がります。
また逆に、知識、ノウハウや人脈、決裁権限など、上司の持つリソースをうまく自分のリソース(ビジネス資源)として活用できれば、自分とチームの仕事のパフォーマンスも上がります。
「部下は上司には使われるもの」という考え方から、「部下は、上司を自分のビジネス資源として
活用する」という考え方に立つ必要があります。

ハーバード大学ビジネススクールのリーダーシップの権威ジョン・コッター教授は、「ボスマネジメント」という論文を書いています。
そのポイントは、
1) 上司を知る
2) 自分を知る
3) 自分と上司の関係性を効果的に調整する
ことです。

1)・2) の”上司を知る””自分を知る”は、上司と自分自身とについて、目標としていることや、現在受けているプレッシャー、強み・弱み、仕事のスタイルなどを、客観的に知るということで、そのうえで 3) “関係性を調整する”とは、例えば、上司の仕事のスタイルに合わせたやり方で接するということです。
上司が、気持ち・感情を重視するタイプで、自分が論理を重視するタイプである場合、上司とのやり取りでは、自分の論理的なスタイルだけではなく、自分の思いを述べるなど、伝え方を工夫することもできるでしょう。
また、手法としてのアサーティブ・コミュニケーション(積極的自己主張)も効果的です。
上司と違う意見を主張するときなどは、DESC話法で、Describe(事実を伝える)、Express(気持ちを添える)、Suggestion(提言する)、Consequence(その結論を伝える)、を意識するとよいでしょう。

また、”BAD NEWS FIRST(悪いニュースは最初に)”で上司に伝えられる関係作りも重要かと思います。

ぜひ、上司を動かす積極的フォロワーシップを実践いただければと思います。

(文責:EQパートナーズ株式会社 代表取締役社長・立教大学大学院ビジネススクール教授
 安部哲也)

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