【コラム】「答えのない時代のリーダーシップについて」

EQパートナーズ代表の安部哲也です。

先日、ある大学院のリーダーシップ集中講座を担当させていただきました。

受講生はバングラデシュ、ネパール、中国など海外出身の学生と日本人学生とで、人数構成としては外国人3分の1、日本人3分の2という割合でした。

英語で行う講座だったからか、3分の1しかいない外国人のほうが、グループ議論でもクラス全体での議論においても圧倒的に発言量が多い状況でした。

これは、日本人学生の語学習得の問題もあります。しかしながらそれ以上に大きいのは、自信や各自の考え方の問題ではないかと思います。

外国人学生は、自信に満ちた人が多く、自分の意見を積極的に発言してきます。時には思い違いのため明らかに間違ったことを言ったとしても、活発に議論する中で自分の理解不足に気づいたり、また互いの理解を深めたりします。
不明点もどんどん質問してくるため、相手もその人をよく理解することができ、本人のリーダーシップ力は向上しました。

その逆で、積極的に発言をしない多くの日本人学生には、「求められている正解を見つけよう」というような意識が強くあるようでした。
日本人学生がそれまで受けてきた、授業は基本的に聞いて理解するもの、特定の答えがあり学生はそれを理解する、という日本の教育の仕方にも問題があると思います。

現代のような「VUCA(ブーカ)」(スピードが速く、不確実で、複雑で、あいまいな)の時代においては、ものごとすべてに特定の決まった答えがあるわけではないので、自分に自信を持って、考えて、発言・行動していくマインドセットが必要ではないかと、改めて思いました。

「沈黙は“金”ではなく、“禁”」。

(EQパートナーズ 代表・立教大学大学院教授 安部哲也)

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